赤ちゃんが産まれて最初にぶち当たる壁は授乳。その次が、沐浴ですよね。
沐浴に関しては、パパさんの講習会で習うこともあるほど必須の育児。赤ちゃんの扱いに慣れていないと、首が座っていない、腰が据わっていない事だけでも怖いと感じてしまうでしょう。
それなのに、泣いちゃう赤ちゃん。
焦りと不安でいっぱいになってしまいませんか?
今回は、そんな赤ちゃんの沐浴の方法「沐浴で泣いちゃう赤ちゃんについて」解説していきます。
沐浴とは
一般的にお風呂に浸かることを「入浴」と呼びます。普段の私たちがお風呂に入っているのは、こちらですね。
では、「沐浴」とはどういったことなのでしょうか。
生まれたての赤ちゃんは、細菌への抵抗力がかなり低い状態にあります。感染症にかかりやすい状態です。浴槽は雑菌が多く繁殖する場でもあり、大人と一緒の浴槽を使うと、赤ちゃんは簡単に菌に感染してしまいます。
それを防ぐために、ベビーバスを使うなどして身体を洗います。
これが「沐浴」です。
赤ちゃんの身体は、新陳代謝がとても良いです。
少し動くだけで汗をかきますし、ミルクだってこぼしちゃいます。赤ちゃんの肌はとってもデリケート。汗をかいたままでは、すぐに荒れてしまいます。そのため、清潔に保つことが必要なのです。
また、ベビーマッサージで血行を良くしたり、スキンシップをする時間として大切でもあります。
ポイント
- 感染症予防の為にするのが沐浴
- 大人と同じ浴槽を使わない(ベビーバスなど利用)
- 赤ちゃんは新陳代謝が良い
- お肌を清潔に
- スキンシップにもなる
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赤ちゃんが泣く理由
それまで楽しそうにしていた赤ちゃんが突然泣き出す事も多くあります。
赤ちゃんが泣くのには、理由があります。ママに何かを訴えているのです。それは、言葉ではわからないので、察してあげることが必要です。様子をよく見て、何を求めているか見てあげましょう。
主な理由
- 眠くなった
- お腹が空いてきた
- お湯の温度が合わない
- ただ何となく不安になった
眠くなってきた
温度がちょうどよく、体をゆっくりとマッサージしながらお湯に浸かっているとリラックス状態になります。
大人でも一緒ですよね。
そうすると赤ちゃんにはついつい眠気が・・・。お昼寝をした後すぐに沐浴をすると、眠気が残っており、眠たくて泣いちゃいます。
女性
沐浴をするときは、お昼寝をしてから、目がしっかりと覚めたのを確認してからにしています。焦ってすぐに沐浴すると眠たくて泣きじゃくってしまうことが多かったです。
お腹が空いてきた
ママたちが考える理由の一つとして、お腹が空いてきたのではないかという事。
授乳後すぐには沐浴するわけにはいきません。そのため、少し時間をおいてから沐浴をするのですが、新生児の赤ちゃんは、授乳感覚がとっても短いです。そのため、授乳の時間と沐浴の時間が空いてしまっていることも、赤ちゃんが空腹を感じる原因かもしれませんね。
女性
授乳から2時間くらい経ってしまっている場合は、さすがにお腹が空いたのかなと思います。沐浴後にすぐ授乳するとかなりの量を飲んでくれました。
お湯の温度が合わない
お湯の温度は、大人が少しぬるいかなと感じる「38℃」
いきなりお湯につけるのではなく、足から入れる、かけ湯をするなど、びっくりしないように対処することが必要になります。特に冬場は寒いところからあったかいお湯に入るわけですから、びっくりするのも当然です。浴室の温度とお湯の温度も適温に保ってあげてください。
女性
初めは勝手がわからず、お湯に慣れさせずにすぐ浸けていて、いつも赤ちゃんがびっくりして大泣きしていました。今は少し慣れて、うまく入れることができるようになりました。
上手く入れる秘訣は?
赤ちゃんをうまく入れる秘訣は「不安にさせないこと・理由を考えること」です。
不安にさせないようにするためには、
沐浴布を使う
一般的な方法ですが、沐浴をするときに、お腹にガーゼを乗せてあげましょう。お腹にいるときの感覚になって、赤ちゃんが安心してくれます。
沐浴布はただのガーゼでも利用可能です。色々な種類がありますが、専用の物もあります。
赤ちゃんが安心して使えるように、肌触りや質感というのも気にしておくとよいでしょう。
笑顔で話しかける
沐浴していると、手間取ってうまくいかなかったり、ちょっと失敗してしまったり、赤ちゃんが泣くと焦ったりします。
それでも、しっかりと笑顔で話しかけてあげてください。「気持ちいいね~」「あったかいね~」「楽しいね~」など。
ママの笑顔で赤ちゃんは安心します。
ママからの声掛けで赤ちゃんは安心します。
赤ちゃんの不安とは、漠然としたもの(ママが離れているなど)が多いです。ママの気持ちが伝染することもあります。赤ちゃんの不安を解消しながら沐浴をうまくするには、ママが笑顔でいっぱい話しかけてあげましょう。
理由を考える
赤ちゃんが泣く理由のところでもお伝えしたように、赤ちゃんは何かを伝えようとしているわけです。
ちょっとした変化も、泣いて教えてくれます。お部屋が寒い・暑い、眠い、お腹空いたなどなど。
体調が悪い場合もありますので、赤ちゃんの様子の変化をよく見て、どの状態にあるのかの理由をよく考えてあげてください。
泣いてもそこまで心配しなくてよい
最初はやっぱり慣れていなくてうまくできないものです。
私も最初はやっぱり手間取ることが多くて、手を滑らせて大泣きさせてしまった失敗もあります。
でも、毎日やっていたらすぐ慣れますよ!
そして、赤ちゃんの言いたいこともわかるようになってきます。
不安が多いのが育児ではありますが、こうやって一つずつ大きく成長していくのだと感じられると思います。
それでも、予行演習は必要です。沐浴の練習で動画を撮らせてもらって、何度もシミュレーションしたこともあります。今はYouTubeでアップされているので簡単に見ることができますよ。こちらの動画で予行練習をしておいてはいかがでしょうか。
先輩ママさんの体験談
先輩の体験
産婦人科で沐浴の練習を行いました。ビクビクしながら不安がっていたら、助産師さんのお話に助けられました。
「子供の顔にお湯がかかっても大丈夫ですよ、すぐに拭いてあげれば問題ないない。泣いてたらちゃんと反応しているってことだから。少しずつ上手になっていきましょうね。」
すごく心の荷が軽くなったことを覚えております。少しくらいの失敗は当たり前なので、にっこりとママが笑顔で楽しそうに沐浴するほうが、赤ちゃんが安心してくれます。
先輩の体験
子供の耳を抑えて、お湯が耳に入らないようにするのがとても怖かった。頭がぐらぐらしますしね。耳痛くないのかな、手が滑ったらどうしようとか・・・。楽な気持ちで沐浴できたことはなかった気がします。でも、授乳しているときと一緒で、目と目が合うのがとても嬉しいと感じるひと時です。気持ちよさそうに眠たくなってきたときの表情とか忘れられません。ああ、この子はすべて私に任せてくれているのだな~。
先輩の体験
沐浴するのってとっても緊張するな~って思っていました。
すると、息子もおててをギューッと握っているではありませんか!これは、私の緊張感が伝わったのかな。ああ、私がしっかりとしなきゃと感じたひと時でした。上手くなった後も握っていたので、ただの勘違いでしたがwww
まとめ
沐浴をするのに、そこまで気を張ったり、心配したり、緊張をしなくても大丈夫です。
赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ慣れていけば問題ありません。
赤ちゃんが泣く理由をしっかりと考えてあげて、ママが声を掛けながら沐浴するときっとうまくいきますよ!