アメリカのラスベガスで開催される「コンシューマー・エレクトリック・ショー(CES)」において、2016年よりBabyTech Awardが開催されました。これによって、幅広くベビーテックという言葉が使われるようになり、育児の分野において、様々な製品が登場しています。
そもそも、ベビーテックとは何なのでしょうか?一体どんなことができるのでしょうか?
ベビーテックとは何か?
ベビーテックとは、Baby(赤ちゃん)とTechnology(技術)の文字を掛け合わせた造語のことです。
育児の分野にIT(情報技術)の力を用いて、妊娠や出産、子育てを助ける製品のことを指します。
ベビーテックの主な分野
- 赤ちゃんの食事
- 赤ちゃんの発育
- 赤ちゃんの安全
- 赤ちゃんの健康管理
- 妊活補助
これらの分野において、様々な製品がすでに開発・販売されております。
現在の社会は、昔の様に祖父母や地域の方と密接な関係ができており、常にだれかの手助けの元、育児をすることができていた状況とは異なります。私達家族も実家から離れ、育児にはフォローをもらえる機会が少なかったです。そんな中、ベビーテックを活用することで、合理的で、かつ簡単に育児全般を賄うことができます。
ベビーテックを活かした製品
誰でもミルクをあげることができる「BlueSmart mia2」
赤ちゃんが飲んだミルクの量や時間、温度などをスマホのアプリに記録していくデバイスです。
ポイント
- 市販の哺乳瓶に装着可能
- データの蓄積で授乳量を管理
- 心配事があればデータを元に小児科医へ
- ミルクの温度管理
- 哺乳瓶の角度や飲ませる量をお知らせするサポート
ミルクを上げた量を自動で蓄積していくので普段どれくらいの量を飲んでいるのか確認することが容易になります。
特に、ミルクを上げた経験が少ない、パパや祖父母に対して、活躍すること間違いなし。不安点であるどうやってミルクを上げたらよいかわからないという点をサポートしてくれる機能が付随しています。これによって、毎日記録されていくという点も、パパさんは興味持ってくれるはず。「ミルクをあげた」という成果が目で見えるのは、男性が好きなはず。
赤ちゃんの体温管理ウェアラブル体温計「TempTraq」
赤ちゃんの脇に専用のシール型のデバイスを取り付けます。
ポイント
- 貼り付けるだけの簡単仕様
- 気付きにくい体調変化に敏感になれる
- 祖父母やベビーシッターなどに預けるときに便利
このシートが子供の体温をスマホのアプリにリアルタイムで信号を送ります。これによって、常に子供の体温をモニタリングすることができます。赤ちゃんの体調はすぐに変化します。その細かななかなか気づきにくい変化にもすぐに対応することができます。
特に、自分以外の人に預けるときに本領を発揮します。預けたはいいけど、心配でたまらない時ってないですか?そんな不安を赤ちゃんの体調をモニタリングできることで解消してくれます。あらかじめ体温を設定しておけば、熱が出たらアラートでお知らせする機能などもあります。
見守り系のベビーテック「体動センサー」
出産のときに、産婦人科で使われていました。赤ちゃんのベットのマットの下に付けて、赤ちゃんの様子を監視するアイテムです。
ポイント
- マットの下に設置で赤ちゃんに負担がない
- 20秒間赤ちゃんが動かない場合アラート
- 目を離す機会がある人に安心
赤ちゃんをベットに置いて、家事などを行う人・目を離す機会がある人に便利です。赤ちゃんから目を離さないようにと言われても、どうしてもそんな機会はあります。その時に、赤ちゃんから離れても、常にモニタリングしてくれるので、心配がかなり減ります。特に、心配で夜に眠ることができないときも、常に監視してくれている安心感があります。
排泄管理の傑作アイテム「うんこボタン」
ボタンを押すだけで赤ちゃんの排泄管理ができると話題のうんこボタン
ポイント
- 押すだけ簡単
- 排泄記録を確認できる
- 家族で共有できる
- 外出先でも簡単に
赤ちゃんのお世話をしながら、管理帳を付けていくことって本当に難しいし、忘れがちになってしまい、結局使わなかったりします。赤ちゃんの健康管理にとても重要なことなんですけどね。そんな時に、このうんこボタンは押すだけの簡単仕様が評価高いポイントです。誰でも簡単に、直感的に操作をすることができます。
アプリでは排泄管理だけでなく、授乳の管理や、薬の服用管理なんかもできちゃいます。
まとめ
赤ちゃんの育児にとって、ITの技術を活かすことで合理的・快適にしていこうというのがベビーテックです。
こういった出産・育児のサポートアイテムが増えてくることは本当に助かります。まだまだうまく活用できるかはパパママさん次第という点も課題がありますが、健やかな子供の成長を様々な技術で手助けしていくことは本当に良いことだと思いますよ。