保育園に通っているとよく起こるのが、園児同士のケガの問題。
自宅にいるときですら、あっと思ったときには頭をごっちんしていたり、手をぶつけたり、色々な事が起こります。子供同士がよく遊ぶ保育園ですから100%問題がない事を求める方が酷です。ただし、可愛い我が子がけがをしてしまったら、もやもやするのもわかります。明らかに「怪我をさせられた」「防ぐことができた」状態であれば、なおさらでしょう。
保育園で子供がけがをするときは⁉
保育園で子供がケガをするときは大きく分けて、2つのパターンがあります。
- 自分でケガをする
- 他の園児にケガをさせられる
自分で走っていて転んでけがをした場合は、自己責任ということで誰にも責任を問うことはできないでしょう。ただし、おもちゃが片づけられていない、危険な遊具が存在するなど保育園側の不手際の場合もあります。
一番の問題「もやもやポイント」は他の園児に怪我をさせられてしまう事。
- 相手に押された
- 噛みつかれた
- ひっかかれた
多くあるのが、以上の3つです。私の娘には、歯形がつくくらいがっちり噛まれてしまったという経験もあります。そんな時に、相手の保護者さんにどう対処してもらえば、もやもやが収まりますか?逆に、相手にけがをさせてしまった場合、どうすればうまく相手の保護者さんは納得してもらえるでしょうか?
保育士さんへの対処方法
子供をお迎えに行って、けがをしている報告を受けた場合、一番最初に起こる感情は
「なぜちゃんと見てくれていないの⁉」
となりますよね。全ての責任や感情を保育士さんに向けてしまいそうになってしまいます。
でも、よく考えてください。
本当に保育士さんが悪いのでしょうか?
けがをした理由も様々ですよね。
活発に動き始める年齢の子供たち全員を、保育士さん数人で見ているわけですから、全ての子供の様子を完璧に見ているわけではありません。これは、保育士さんがどれだけ能力を持っていても無理なことです。
ですので、一旦その怒りの感情は置いておいて、理由をよく伺ってくださいね。
保育士さんへの対処ポイント
- 全て保育士さんが悪いわけではない
- 理由をしっかりと聞く
- 多少は仕方ないという意識を持つ
いくら保育士さんがすべて悪いわけではないにしても、保育士さんに責任がないわけではありません。保育園のクラスを受け持っている以上、管理責任は問われます。ちゃんとした保育園であれば、保育時のけがはすべて保育園側の責任ですので、しっかりと対応してくれます。
注意ポイント
- 保育士さんに謝罪の意識が見られない
- 保育園の環境に問題がある
保育士さんの責任・謝罪の意図が見られない場合は、その場で相手に指摘するより、保育園の園長さんなど、責任のある立場の人に相談しましょう。
なぜなら、保育をして貰っているから、預かってもらっている以上、担当の保育士さんの印象をわざと悪くする必要はありません。そういう保育士さんは、ほかの保護者さんからも苦情がいっているはずですから。
片付けが出来ていない、そもそも保育士さんの人数が足りない場合など、園側に問題がある場合も、園側に報告するがよいでしょう。
けがをさせられた場合「保護者同士の対処方法」
けがをさせられた場合は、相手の保護者さんから謝られる側になります。
しかし、保護者さんからいつまでたっても「謝られない」ことがあります。
実は、相手に伝えるか伝えないかは、保育園の方針によることが多いです。
保育園内でのけがは全て、保育園側が責任を負うもの。園児に責任はないと考えて、小さなけがの場合は、相手の保護者さんに連絡をしていない場合があります。そうなったら、相手の保護者さんはもちろん「知らない」ので謝罪の言葉をかけることもないでしょう。
保育士さんに相談しましょう。上記の様に、知らないのであれば、納得できます。相手は知っているけど、どう対処したらよいかわからない等の迷いの感情も色々あるでしょう。そんな時は、保育士さんからうまく伝えてもらえるようにするとよいです。
さらに、ひっかく・噛みつくなどは頻繁にする子も多いです。
もちろん知ってはいるでしょうが、距離を取ってもらうなど、園内でうまく配慮してくれますよ。
相手の保護者さんに直接苦情を伝えるのはやめましょう
けがをさせた場合「保護者同士の対処方法」
もし、自分の子供が他の子供にけがをさせてしまった場合、謝罪をするという事になります。
謝罪の方法ってとっても大事ですよね。
E.Aさん
子供同士が遊んでいて、頭をぶつけて病院に行ったと保育園から連絡を受けて、すぐにお迎えにいきました。縫うなどの大きなけがはなく、たんこぶ程度で済みました。すぐに相手の保護者さんからLINEで「大丈夫だった?」と連絡を受けたので、「たんこぶくらいで大したことなかったよ、気にしないで」と伝えました。その後、お迎えで会っても、そのことに一切触れず、「本当に気にしていないの?」ともやもやが残ってしまった。
このことからわかるように、謝罪は「直接」が良いでしょう。
けがの度合いにもよりますが、まずは電話やLINEなどで一報を入れ、その後、会った時に謝罪を伝えるのがよさそうです。
ポイント
- ひっかきなどけがが軽い場合:次回会った時に直接謝罪する⇒しばらく会わない場合はそのことを保育士さんに伝えてもらえるようにお願いする。
- 病院に行くなどけがが大きい場合:すぐに謝罪の連絡(電話が良い)を入れ、次回会った時に謝罪。
- 骨折などかなり大きいけがの場合:すぐに連絡を入れ、謝罪に伺う
何より、一番は普段からのコミュニケーションだと思います。お互い挨拶をしっかりとして、声を掛けて、子供のことを話の話題にして1分程度でも会話を繋げておくことが大切です。もし、けがをさせてしまっても、謝罪時の誠意も伝わりやすいです。
まとめ
保育園でのけがは、基本的に保育園側の責任だと考えている園が多いです。
そのため、保護者同士問題を知らない場合がありえるという事を理解して、相手の保護者さんからの謝罪がない場合も、気にしない方が良いでしょう。逆に、自分も同じ状況の可能性があります。
普段からコミュニケーションをしっかりと取っておき、けががあった場合も、誠意をもって謝罪することでしっかりと伝わります。決して相手が「気にしないで」と言っていたとしても、相手にもやもやを残さないため、直接謝罪するところまではしっかりとやりましょう。